イーサリアム(ETH)が2万7000ドルに到達する可能性があるとイーサリアムコミュニティメンバーで投資家のライアン・ベルクマンズ氏が予測している。現在の強気相場が2万7000ドルの歴代最高価格を更新すると予測した。

「私の個人的な見解では、18ヶ月から30ヶ月以内に1ETHあたり1万2000ドルから2万7000ドルになる」とコインテレグラフのインタビューでのべた。

ETHの価値上昇の主要な要因として、ベルクマンズ氏は、マイナーからの売り圧力の減少を指摘している。イーサリアムが2022年9月にプルーフ・オブ・ワークからプルーフ・オブ・ステークの合意形成アルゴリズムに移行するマージアップグレードを実施した後にマイナーからの売り圧力は減少した。現在の強気市場は、プルーフ・オブ・ステークシステムへの移行後、イーサリアムにとって初めてのものだ。

ベルクマンズ氏が指摘するように、マイナーは運用コストを賄うために定期的に大量のコインを売却する必要があり、これがプルーフ・オブ・ワークコインの価格への売り圧力となる。専門家の推定によると、前回の価格サイクルの頂点では、ビットコインより市場規模が小さいにもかかわらず、イーサリアムがプルーフ・オブ・ワーク関連コストの大部分を占めていた。「前回のサイクルと比べて、プルーフ・オブ・ワークの売り圧力が80%以上減少すると期待している」とベルクマンズ氏は語った。

2月8日日本時間午後3時現在イーサリアムは35万9000円で取引されている。昨日2月7日午前5時に35万円台に到達すると価格が一旦下落したが、同日午後8時に34万9000で底を固めると35万円台へ再度上昇を見せた。35万円を突破したイーサリアムは2月8日に入ってからも上昇の勢いを堅持し過去24時間で2.5%の上昇を記録した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン