強気派と弱気派が拮抗 仮想通貨チャート分析:ビットコイン・イーサ・XRP(リップル)・ソラナ
ビットコイン価格分析
強気派が価格を71,770ドルに乗せることに何度も失敗したため、短期トレーダーは弱気になってしまったようだ。その結果、4月2日に価格は20日EMA(67,646ドル)を下回った。
BTC/USDT daily chart. Source: TradingView20日EMAは横ばい推移で、RSIは中間点付近にある。これは需給バランスを示している。価格が50日SMA(63,098ドル)を下回ると、弱気派が優勢になる可能性がある。そうなると、59,000ドル、さらに61.8%フィボナッチリトレースメントレベルである54,298ドルまで下落する可能性がある。
一方、現在のレベルから価格が上昇し、20日EMAを上回ると、BTC/USDTペアはしばらくレンジに留まる可能性がある。強気派は、上昇トレンドの次の段階である80,000ドルへの上昇を始めるためには、価格を71,770ドルから73,777ドルの抵抗ゾーンに押し上げる必要がある。
イーサ価格分析
4月2日、イーサ(ETH)は50日SMA(3,414ドル)を下回り、3月20日の安値である3,056ドルを再テストする可能性が出てきた。
ETH/USDT daily chart. Source: TradingView20日EMA(3,493ドル)は下向き始め、RSIはミッドポイントをわずかに下回っている。これは弱気派が優勢であることを示している。価格が3,056ドルを下回ると、売り圧力が強まり、ETH/USDTペアは2,700ドルまで下落する可能性がある。
弱気派が下落を阻止したい場合は、価格を再び移動平均線の上に押し上げる必要がある。そうなると、3,056ドルから3,679ドルの間でレンジ相場になる可能性がある。3,679ドルを突破して終値を付けると、強気派が再び主導権を握ったことを示す。その後、ペアは4,100ドルまで上昇するだろう。
ソラナ価格分析
ソラナ(SOL)は4月2日に20日EMA(181ドル)まで下落したが、4月3日の急反発は市場センチメントが依然としてポジティブであり、トレーダーはディップで買いを入れていることを示している。
SOL/USDT daily chart. Source: TradingView強気派は再び205ドルの壁を突破しようとするだろう。成功すれば、SOL/USDTペアは次の上昇トレンドを始める可能性がある。ペアは243ドル、さらに260ドルまで上昇する可能性がある。
しかし、価格が再び205ドルから下落すると、弱気派がこのレベルを強く守っていることを示す。そうなると、20日EMAを下回る可能性が高くなる。そうなると、短期トレーダーはポジションを手放し、ペアは50日SMA(150ドル)まで下落するだろう。
XRP価格分析
XRPは0.46ドルと0.74ドルの間の広いレンジ内にとどまっている。4月1日に価格が上昇トレンドラインを下回ったことから、弱気派が優勢になろうとしていることがわかる。
XRP/USDT daily chart. Source: TradingView強気派は諦めておらず、リリーフラリーを始動させようとしている。しかし、20日EMA(0.61ドル)での売り圧力に直面する可能性が高い。価格がこの抵抗線から下落すると、0.56ドルを下回る可能性が高くなる。その後、XRP/USDTペアは0.52ドルまで下落する可能性がある。
一方、買い手によって価格が20日EMAを上回ると、下位レベルでの堅調な買いを示唆する。その後、ペアは0.69ドル、最終的には0.74ドルまで上昇する可能性がある。0.74ドルは依然として突破すべき重要な抵抗線だ。
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