ビットコインの取引所流入量が過去10年で最低水準に
オンチェーン分析プラットフォームのクリプトクオントのデータによると、ビットコインの取引所への流入量が過去10年で最低水準になっていることが分かった。
データでは、ビットコインが史上最高値の73,800ドルを記録して以来、1日あたりのビットコイン流入量は大幅に減少している。
取引所への流入量は2014年レベル
ビットコイントレーダーは、コインをすぐに売却できるように取引所に預けておく気がないようだ。
クリプトクオントによると、2024年4月と5月は、過去10年間で主要な取引所口座への1日あたりの流入量が最も少なかった月となった。
本稿執筆時と同じ程度のBTC/USDレートだった4月20日には、取引所に流入したのはわずか8,400 BTCだった。このような少額の流入が観察されたのは、ビットコインが1コインあたり1,000ドル未満で取引されていた時以来のことだ。クリプトクオントは、これらのデータをまとめるために、多数の現物取引所とデリバティブ取引所を追跡している。
この数字は、今年に入ってからの保有者のセンチメントの大きな変化を示しており、ビットコイン投資は機関投資家参入の新時代を迎えていると言えるだろう。先週の56,500ドルへの下落など、短期的なビットコイン価格の変動にもかかわらず、ビットコインへのエクスポージャーを増やすという意欲は衰えていないようだ。
アナリストは「ホエールウォッチング」に注意促す
市場観察者たちは、「クジラ」と呼ばれる大口投資家集団に関連するポジティブなイベントを指摘している。
「通常は市場に下向きのボラティリティをもたらす1,000~10,000 BTC規模の鯨は、現在の上昇トレンドサイクルには一貫して参加していない」と、クリプトクオントのコントリビューターであるMignolet氏は今週のQuicktakeリサーチアップデートで書いている。
Mignolet氏は、1,000 BTCから10,000 BTCを保有するクジラについて言及し、オンチェーントランザクションの未使用出力のエイジバンドを示すチャートを添付した。この投稿では、クジラは「サイクルがまだ終わっていないと見ていることから、売却する意思がないのだろう」と指摘した。
「取引所の外、特にOTC(店頭)市場には、ETF承認後に取引所に入金されなくても、大量の売りを吸収できる需要があるかもしれない」
しかし、データ分析会社グラスノードの匿名のリードオンチェーンアナリストであるCheckmate氏は、現在の市場状況についてコメントし、新しいビットコイン現物上場投資信託(ETF)が数字を形作っている可能性が高いと予想した。
「これらのエンティティに関するデータは非常にノイズが多く、あなたが見ている大きな「クジラ」ウォレットは、ETFや取引所であることをほぼ保証できる」と彼はフォロワーの一部に向けての投稿で述べた。
「もちろん、実際の鯨も存在するが、買い手と売り手の両方だろう。ホエールウォッチングから真のアルファが抽出されたのを見たことはない。」
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