ビットコインは6万3000ドルから反落 市場はインフレ指標とパウエル発言に注目
ビットコイン（BTC）は、5月14日にマクロ経済データの発表を控えてボラティリティが増加し、週初めの上昇分を戻す可能性が出てきた。
TradingViewのデータ によると、BTC価格は弱含みの展開となり、ビットスタンプで61,440ドルまで下落した。
BTC/USDは前日に最高で63,450ドルに達し、ショートポジションが危険にさらされていた。「ビットコインが63kドルを超えることができれば、過剰にレバレッジをかけたショートポジションが締め付けられるだろう」と、取引リソースのマテリアル・インディケーターズはその時点で Xの投稿 で警告していた。
最終的に強気派は勢いを見つけることができず、 CoinGlassのデータ によると、執筆時点では大量の流動性が下落方向に取られていた。
マテリアル・インディケーターズは、米国の経済報告に先立って、60,000ドルと65,000ドルの両方で入札が強まっていると指摘している。
14日の生産者物価指数（PPI）の発表と、連邦準備制度理事会（FRB）のジェローム・パウエル議長の講演が予定されている。
「FRBの講演や経済報告を控えてオーダーブックに『ガードレール』が置かれるのは珍しくない」と、 別のX投稿 で述べている。「それらが直前に引き上げられるのも珍しくない」と付け加えている。
マクロ経済データ
金融コメンテーターのテッドトークスマクロ氏は今週のPPI数値の発表が珍しい事例だと指摘した。
「今日は米国のPPIデータがCPIデータの前日に発表される珍しい機会だ」と、彼は Xのフォロワーに語った 。
「PPIとCPIデータは非常に強い相関関係がある。PPIは歴史的にCPI数値の先行指標となっている。したがって、期待を外れた場合、市場は通常以上に反応するだろう」
CMEグループのFedWatch Toolのデータ は、9月より前にFRBが利下げを行うためには重大なサプライズが必要であることを強調している。
連邦公開市場委員会（FOMC）の6月会合での25ベーシスポイントの利下げの確率は執筆時点でわずか3.5%であり、7月会合では24.6%となっている。
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