仮想通貨市場低迷の中、新興の分散型取引所(DEX)が急成長
仮想通貨市場が冷え込む中で、ある新興の分散型取引所(DEX)が勢いを増していると、デジタル資産分析会社IntoTheBlockが報告している。
主なDEXトークンの市場総額は現在266億ドル(約3兆8,000億円)に達している。
市場の冷え込みと支配的なトークン
IntoTheBlockによると、今年初めに一時的に市場が盛り上がったものの、その後市場は冷え込み、年初来の利益は消えてしまったとされる。
しかし、その中でもユニスワップ(Uniswap)のネイティブトークンであるUNIが市場を支配しており、時価総額で74.93%のシェアを占めている。
Aerodrome Financeが急成長
一方で、急速に成長しているのがAerodrome Finance(AERO)である。
IntoTheBlockは、AEROが時価総額と取引量の両面で急速に存在感を高めており、市場に大きな波を起こしていると報告している。
Aerodrome Financeは、Coinbaseのイーサリアム(ETH)レイヤー2スケーリングソリューションであるBase上で運営されている取引および流動性のマーケットプレイスで、Optimism(OP)上で最初に登場したVelodromeのフォークプロジェクトである。
AEROは時価総額ランキングで147位に位置しており、本稿執筆時の取引価格は0.71ドル(約101円)。過去24時間で16%以上の上昇を見せている。AEROトークンは2023年9月に取引が開始されたばかりだ。
PancakeSwapも健闘
また、IntoTheBlockはPancakeSwap(CAKE)も取引量の面で大きな健闘を見せていると指摘している。CAKEのトークン価値は低いが、依然として主要なDEXの一角を占めている。
CAKEは本稿執筆時1.80ドル(約257円)で取引されており、過去24時間で2%以上上昇している。
時価総額ランキングでは133位に位置している。
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