レバレッジをかけたマイクロストラテジー(MSTR)の上場投資信託(ETF)が今週、純資産額で4億ドルを突破した。これは、個人投資家が超高変動のビットコイン(BTC)に引き続き資金を注ぎ込んでいることを示している。

ブルームバーグ・インテリジェンスのデータによると、資産運用会社デファイアンスETFsが8月に最初のレバレッジ型マイクロストラテジーETFを立ち上げた。その後、9月には競合他社のREXシェアーズとタトル・キャピタル・マネジメントがさらにレバレッジを強化したETFを導入した。ブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏が「軍拡競争」と呼ぶ現象を引き起こした。

元々はビジネスインテリジェンス企業だったマイクロストラテジーは、2020年に創業者マイケル・セイラー氏が同社のバランスシートを使ってビットコインを購入し始めたことで、事実上の仮想通貨ヘッジファンドに変貌した。

8月1日、マイクロストラテジーは企業業績の新たな指標として「ビットコイン・イールド」を採用した。これは、1株あたりのビットコインの利回りを測る指標であり、バランスシートを活用してビットコインの購入を低コストで行い、MSTRの株主に利益をもたらすことを目指している。

9月16日、マイクロストラテジーは7億ドルの社債を発行し、その一部をビットコインの追加購入に充てる計画を発表した。

8月15日、デファイアンスETFはデファイアンス・デイリー・ターゲット1.75XロングMSTR ETF(MSTX)を立ち上げた。デファイアンスによると、このETFは「MSTRのパフォーマンスに対して175%のロングデイリーターゲットエクスポージャーを提供する」ことを目指している。

9月18日、資産運用会社REXシェアーズとタトル・キャピタル・マネジメントは、MSTRのパフォーマンスにさらにレバレッジを加えるために設計された2つのETFを共同で立ち上げた。これらのETFは、T-REX 2XロングMSTRデイリーターゲットETF(MSTU)とT-REX 2XインバースMSTRデイリーターゲットETF(MSTZ)であり、それぞれMSTRに対して2倍のレバレッジロングおよびショートエクスポージャーを目指している。

MicroStrategy uses “Bitcoin Yield” as a lodestar for performance. Source: MicroStrategy

ブルームバーグのバルチュナス氏は9月27日にXプラットフォームで、「取引初週に7000万ドル以上の流入があった」と のべた 。「両方に需要があるとは思わなかった、これは『スピードへの需要』がどれほどあるかを示している」とバルチュナス氏は語った。

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