米国の9月の雇用統計が強い結果を示したことは、利下げペースが鈍化する可能性を示唆している。だが、グレースケールのリサーチ責任者であるザック・パンドル氏は、投資家がよりリスクの高い資産に関心を持つようになるため、ビットコイン(BTC)には依然として強気であるとコインテレグラフに語った。

「FRBの利下げについての議論や、政府の赤字拡大に関する議論は、堅調な経済成長と並行して続いており、これは投資家のリスク志向にプラスに働く可能性があり、中期的にはインフレリスクが再燃するかもしれない」とパンドル氏はのべた。

「グレースケールリサーチは、このリスクポジティブな環境でビットコインが恩恵を受けると予想している」と説明した。米雇用統計は9月に約25万4000の雇用増となり、市場予想である14万人の雇用増を大きく上回った。

BTCのスポット価格は、予想を上回る雇用データを受けて10月4日に日中高値の6万2300ドルに達した。

Source: CME Group

9月18日、連邦準備制度理事会(FRB)は、8月のインフレの鈍化と経済パフォーマンスの低迷を受けて、フェデラルファンド金利を0.5%引き下げた。

CMEのFedWatchによれば、トレーダーは11月のFRBの次回会合で0.25%の利下げになると予想している。金利は現在約4.75%を目標としている。

強気の雇用統計と利下げ期待は、ビットコインの「アップトーバー」を後押ししている。

もう1つのポジティブな要因は、中央集権型取引所で保管されているBTCが継続的に減少していることだ。 CryptoQuantのデータ によれば、中央集権型取引所に保管されているBTCは280万BTC以上で、2018年11月以来で最も少ない数字であり、3月の量よりも50万BTC少ない。

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