米国の現物ビットコイン上場投資信託(ETF)は、過去4カ月で最大の流入日を迎えた。10月14日には5億ドル以上の資金が流入し、11のビットコインETFは合計で5億5590万ドルの純流入を記録した。

ファーサイド・インベスターズのデータ によると、これは6月初旬以来、最大の日次純流入額だ。10月14日の取引終盤にはビットコイン(BTC)が2週間ぶりの高値6万6500ドルを記録している。

ETFストアのネイト・ジェラシ社長は、これを「モンスターデー」と表現し、過去10カ月で純流入額が200億ドルに迫っていると語った。「単純に信じられない数字で、事前の需要予測を完全に上回った」と 10月15日のX投稿 でのべた。「これは『ギャンブル的投資』ではなく、アドバイザーや機関投資家がゆっくりと採用を進めている証拠だ」。

フィデリティ・ワイズ・ビットコイン・オリジン・ファンド(FBTC)は、2億3930万ドルの流入でトップとなり、6月4日以来の最高額となった。

ビットコインETFの1日あたりの流入額(緑) Source: CoinGlass

ビットワイズ・ビットコインETF(BITB)は1億ドルを少し超え、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)は7960万ドルの流入を記録した。

ARK21シェアーズ・ビットコインETF(ARKB)は7000万ドル弱の流入があり、グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)は10月に入って初の流入を3780万ドルで記録し、これも5月初旬以来の最高額となった。

ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は 10月14日のX投稿 で、ビットコインETFを金ベースのETFと比較した。1月にビットコインETFが立ち上げられて以来、BTCは5回の史上最高値を記録したと指摘した。一方、金は今年30回も過去最高値を更新したが、金ETFは14億ドルの純流入にとどまり、ビットコインETFの19億ドル以上に比べて少ないとバルチュナスは説明した。

Source: Eric Balchunas

一方、イーサリアムETFは同じ勢いを享受していない。ビットワイズ、ヴァンエック、フランクリン、グレースケールは純流入ゼロで、フィデリティとインベスコは小規模な流入にとどまった。ブラックロックのiシェアーズ・イーサリアム・トラスト(ETHA)は1430万ドルの流入を記録し、合計で1700万ドルに達した。

仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) が入金&取引キャンペーンを開催!最大で5000USDT相当の先物ポジションクーポンとPS5を獲得可能【10月最新】