仮想通貨SUI、最高値を更新|インサイダー売却疑惑を否定
暗号資産(仮想通貨)の「スイ(SUI)」はこのほど、史上最高値である2.37ドルを 記録した。
SUIトークンは、レイヤー1ブロックチェーン「Sui」のネイティブトークンで、過去1ヶ月間で+100%以上の上昇を見せている。
このような上昇は、ネットワーク需要や大手機関による採用増加が要因と考えられている。
インサイダー売却疑惑が浮上
ただし仮想通貨コミュニティの一部では、トークン価格高騰時に内部関係者が4億ドル相当のSUIトークンを売却したという疑惑が浮上している。
また、ソラナ(SOL)のような非 イーサリアム(ETH) 互換のブロックチェーンと比較した場合、SUIの評価が過大評価されているのではないかという声もある。
これに対しSuiは、以下のような声明を発表し、同プロジェクトの内部関係者(財団や投資家)はトークンを販売していないと疑惑を否定した。
仮想通貨SUIについて
仮想通貨SUIは、低コストかつ高速な取引環境を実験するレイヤー1ブロックチェーン「Sui」のネイティブトークンだ。
Suiは、ゲームや分散型金融(DeFi)などの利用に特化されたネットワークとなっており、Meta(旧Facebook)の元メンバーが開発した「Move」という言語で動いている。
最近は、ネットワークの活動が活発化が見られている。同ネットワークの預かり資産額(TVL)は先日、大手ポリゴン(POL)の数値を上回った。
関連: レイヤー1「Sui」、預かり資産でポリゴン抜く|大手の採用進む
さらに、大手機関がSuiを採用する動きも進んでいる。
デジタル資産運用会社グレイスケールは、SUIトークンへの資金投入を可能にする新商品「SUIトラスト」を立ち上げた。また、大手ステーブルコインUSDC発行のサークル社は、Sui上にネイティブ版のUSDCを展開した。
このような流れもあり、同トークンの需要増加および価格高騰は起きたと考えられている。
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