米グレースケール、XRPやSOL含む複合型ファンドのETF化申請
米大手投資会社のグレースケールは16日、同社の提供する投資商品「Grayscale Digital Large Cap Fund(GDLC)」を上場投資信託(ETF)化する申請を米証券取引委員会(SEC)に 提出した。
「GDLC」は、 暗号資産(仮想通貨) のビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、リップル(XRP)、アバランチ(AVAX)で構成されるバスケット型ファンドだ。
同社は過去、ビットコインとイーサリアムのファンドをETF化した経験がある。ビットコインETFの運用資産は、執筆時点で140億ドル(約2兆円)を超えている。
780億円以上を運用する「GDLC」
「GDLC」は、BTC(74.47%)、ETH(18.55%)、SOL(4.26%)、XRP(2.06%)、AVAX(0.66%)で構成された 投資商品となる。
運用資産額は、執筆時点で5億2400万ドル(約780億円)を超えている。個人や機関などの認定投資家が、デジタル資産を直接購入、保管、保管せずに資金投入が可能となる。
1株当たり純資産価値は、2018年の立ち上げ当初から現在までに+19%以上のパフォーマンスを見せている。
XRPやSOLは最近、いくつかの機関によって現物ETFの申請が活発になっている。
関連: 投資会社カナリーキャピタル、仮想通貨XRPの現物ETFを申請
投資商品を拡充するグレースケール
同社は最近、仮想通貨への資金投入を可能にするファンドの設立し、積極的に商品の拡充を行っている。
直近だと、XRP、AVAX、スイ(SUI)、メーカーDAO(MKR)、アーベ(AAVE)へのエクスポージャーを提供する信託が立ち上げされている。
関連: グレースケール、大手DeFiの仮想通貨AAVE向けのファンド設立
また今後も、ソラナ大手DEXのジュピター(JUP)、ステーキング系分散型金融(DeFi)のペンドル(PENDLE)などのデジタル資産も、投資商品に組み込む可能性があることを 明かしている。
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