アジアが北米を追い抜き、仮想通貨とブロックチェーン開発の人材で世界をリードしている。

エレクトリックキャピタルのゼネラルパートナーであるマリア・シェン氏の X投稿 によれば、2024年にはアジアの仮想通貨開発者の割合が32%に達し、2015年の13%から大幅に増加した。これにより、アジアは仮想通貨分野での開発者人材のトップ地域となった。

同期間において、北米の開発者の割合は2015年の44%から24%に半減した。「アジアは今や仮想通貨開発者のナンバーワンだ。米国は市場シェアを失っている」とシェン氏はのべた。

Crypto developers share by continent. Source: Maria Shen

仮想通貨開発者の地理的分布は、将来のブロックチェーンイノベーションが起こる地域を示すことが多い。どの地域でも開発者の裾野が拡大することは、ブロックチェーン技術の大規模な採用の前兆であり、ブロックチェーンベースの消費者向けアプリケーションの増加を示唆する。

米国は開発者数では依然トップ

すべてのブロックチェーン開発者の81%が現在米国外に居住しているにもかかわらず、米国は依然として世界で最も多くの開発者を抱えている。全仮想通貨開発者の約18.8%が米国に拠点を置いており、次いでインドが11.8%、英国が4.2%で続く。

Crypto developers share by country. Source: Maria Shen

しかし、米国では2015年以来、開発者シェアが50%以上減少したにもかかわらず、業界の成長は続いている。米国内では、22.3%の開発者がカリフォルニア州に、13.7%がニューヨーク州に居住している。米国の開発者の64%はこれら2つの州以外に住んでいる。

Crypto developer share by top five countries. Source: Maria Shen

研究者たちは35万のリポジトリにわたる2億件以上の仮想通貨関連のGitHubコミットを分析した。地理的データは、自己申告された位置情報を持つ11万以上の開発者ウォレットから取得された。

アジアでは仮想通貨への機関投資家の関心が高まっている。韓国では、2024年後半までに仮想通貨投資家の数が21%以上増加し、21の中央集権型取引所(CEX)の累積運用利益が42億ドルを超え、前年同期比で106%の増加を記録した。

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