MARA、6.1億ドルのビットコイン購入|保有総数3.4万BTCに
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大手ビットコイン(BTC)マイニング企業のMARAホールディングス(MARA Holdings)は27日、10億ドルの転換社債調達を通じて、6億1,500万ドル相当の6,474ビットコインを取得したと 発表した。
同社はマイニング事業最大手のMarathon Digitalが社名変更した企業で、1枚あたり9万5,395ドルで購入を実施。保有総数は3万4,794BTCとなり、時価で約33億ドル規模の資産を保有することになった。
大規模投資の背景に社債調達
積極的な投資判断の背景には、2030年満期のゼロ金利転換社債による10億ドルの調達があった。MARAはまず、1BTCあたり9万5,554ドルで5,771BTCを取得。その後、追加で703ビットコインを購入し、合計6,474BTCの 取得となった。
同社はこの資金の一部である約2億ドルを2026年満期の既存債務の返済に充て、残額を ビットコイン 購入と事業運営費用に配分する方針を示している。
MARA Holdings広報担当者は26日、「取引手数料を除いた約1億6,000万ドルについては、今後のビットコイン価格の調整局面での追加購入に活用する」と説明。既に2026年満期の社債についても2億ドル分の買い戻しを完了したことを報告した。
株価は上昇も業績に課題
株式市場では、この積極的な投資判断が好感され、MARA株は27日の取引で7.81%上昇し、26.92ドルで取引を終えた。
Googleファイナンスのデータによると、同社株は過去1カ月で42%以上上昇し、年初来でも17.4%のプラス。時価総額は90億ドル(約1.3兆円)に 達している。
ただし、事業面では課題も抱えている。第3四半期決算では、前年同期の39万ドルの赤字から1億2,480万ドルへと損失が拡大。市場予想を大きく下回る結果となった。
企業のビットコイン投資が活発化
企業によるビットコイン投資では、ソフトウェア大手のマイクロストラテジー(MicroStrategy)がトップの座を維持。同社の保有数は38万6,700BTCで、11月18日から24日の1週間で過去最大の5万5,500BTC(約54億ドル相当)を追加取得した。
こうした動きに続き、中国系金融サービス企業SOSも参入を表明。米国でのマイニング事業に加え、取締役会で5,000万ドル規模の購入計画を 承認した。 同社株は発表後、一時42.88%急騰したものの、年初来では86%超の下落となっている。
市場関係者は「機関投資家の参入本格化は、暗号資産(仮想通貨)市場の成熟化を示す重要な指標だ」と指摘している。
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