大手DeFi「Aave」、ポリゴンから撤退か|リスク軽減のため
Cryptonewsは、10年以上にわたる暗号資産(仮想通貨)の報道経験に裏付けされた、信頼に足る洞察を提供しています。経験豊富なジャーナリストやアナリストが、深い知識を駆使し、ブロックチェーン技術を実際に検証しています。厳格な編集ガイドラインを遵守し、仮想通貨プロジェクトについて、正確かつ公正な報道を徹底しています。長年の実績と質の高いジャーナリズムへの取り組みにより、Cryptonewsは暗号資産市場の信頼できる情報源となっています。会社概要も併せてご覧ください。 広告開示私たちは、読者の皆様に対し、完全な透明性を提供することを重要視しています。当サイトの一部のコンテンツにはアフィリエイトリンクが含まれており、これらのリンクを通じて発生した取引に基づき、当社が手数料を受け取る場合がございます。
大手分散型金融(DeFi)「Aave」の貢献者グループAave Chan Initiative(ACI)のマーク・ゼラー創業者はこのほど、Aaveコミュニティにポリゴン(MATIC)のPoSチェーンからサービス撤退を求める提案を 提出した。
具体的には、ポリゴン上のすべての 暗号資産(仮想通貨) に対してローン対価値比率(LTV)を0%に設定することや、Aaveの保有する準備金係数を85%に引き上げることを要請している。
ポリゴン上のAaveに預入された資産額(TVL)は、執筆時点で約4億6000万ドル(700億円)となっている。
リスク軽減が狙い
今回の提案は、ポリゴンのコミュニティで新たな提案が公開されたことを受け、今後予測されるリスクからAaveを保護することが目的となっている。
ポリゴンコミュニティでは先日、ポリゴンブリッジ上にある未使用の準備金(DAI、USDC、USDT)約13億ドル相当をMorpho(Aaveの競合)などの貸付プロトコルに預入および利回り獲得することを求める提案が公開された。
これによりポリゴンは、年間約7000万ドルの追加収益の獲得が期待できるという。
ACIメンバーはこの提案に対し、Roninやワームホールなどで過去に発生したハッキング事例を挙げ、Aaveが「ブリッジの脆弱性」によるリスクに晒される可能性があるとして、Aaveのポリゴン撤退を求めている。
提案では、ポリゴン上のAaveから資金を撤退させることの他に、ガバナンスシステムをポリゴンから別チェーンに移行することやポリゴン上の全準備金を凍結することも盛り込まれている。
提案は初期段階
ただし、双方の提案は現在初期段階にあたる。そのため、今後コミュニティやプロトコルの反応を見ながら議論が進められる。
また、Aaveはこれまで、ポリゴン上で30万ドル以上の収益を発生させてきた。この収益を逃すかたちとなるため、撤退後ポリゴンから移行するチェーンの選定も行う必要がある。
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
こちらもいかがですか?
ポンプサイエンス: トークンエコノミクスの設計が完了
ORDIが27ドルを下回る
「Flocki大学」が始動、暗号通貨ユーザー間の知識ギャップを埋めるため専門家主導の無料コースを提供
簡単に言えば FLOCKI memecoinは、新しい暗号通貨ユーザー間の知識ギャップを埋めるために教育プラットフォームを立ち上げ、ブロックチェーンと Web3 より幅広い視聴者がアクセスしやすくなります。
カイコ氏:イーサリアムは米国の規制変更の恩恵を受け、2025年にプラス成長が見込まれる
簡単に言えば カイコ氏は、ワシントンでの規制変更、特にイーサリアムの分類とステーキングの将来に関する明確化が、来年のETH成長の大きな原動力になる可能性があると予測している。