マイクロストラテジー 20億ドルの優先株発行を計画 ビットコインのさらなる購入目指す
ビットコインを最も多く保有する企業であるマイクロストラテジーは、20億ドルの永久優先株の発行を通じてさらなるビットコイン購入を目指している。この動きは、同社の「21/21」計画を拡大するものだ。
マイクロストラテジーの発表 によれば、永久優先株は、マイクロストラテジーの クラスA普通株への転換、現金配当の支払、株式の償還といった機能が含まれたものになるという。
マイクロストラテジーは210億ドルの株式と210億ドルの社債で資金調達する計画であり、この「21/21計画」で調達した資金をもとにビットコインを 購入してきた 。
永久優先株発行は、マイクロストラテジーがバランスシートを強化し、さらにビットコインを購入するために使用する予定であり、この四半期中に行われる見込みだ。
「ただし、この発行を進めるかどうかの決定は、マイクロストラテジーの単独の裁量に委ねられており、市場やその他の条件に依存する」とマイクロストラテジーは説明した。「マイクロストラテジーは、この発行を進めないことも選択できる」という。
永久優先株は破産や清算時に優先権を持つという意味で、マイクロストラテジーのクラスA普通株式よりも優先される。
ビットコイントレジャリーズ によれば、マイクロストラテジーは44万6400BTCを保有しており、その価値は439億ドルにのぼる。2024年には25万7250BTCを単独で購入し、同社にとって最大のビットコイン購入年となった。
44万6400BTCは、平均購入価格が6万2500ドルであり、マイクロストラテジーはビットコイン投資で57.2%の利益を上げている。
マイクロストラテジーのビットコイン投資戦略は、世界中の企業によるビットコイン採用の道を開く上で重要な役割を果たしている。同社のビットコイン戦略は、株価にも大きな利益をもたらし、1月3日に13.2%上昇して339.6ドルとなり、前年同時期比で438%上昇した。
MSTR’s change in share price on Jan. 3, including after-hours. Source: Google Finance
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