FRB、ビットコイン準備金計画を「史上最も愚かなアイデア」と呼ぶ

ビットコイン準備金計画は「史上最も愚かなアイデア」

FRB （The Federal Reserve Board：米国連邦準備制度理事会）メンバーは、ビットコイン準備金計画について、「史上最も愚かなアイデア」と表現されている事がわかった。

Natalie Brunell『Perianne Boring on America’s Bitcoin Future: Dollar Dominance, SAB 121, SEC Clarity, SBR More（日本語訳：ペリアンヌ、アメリカのビットコインの将来に退屈：ドル支配、SAB 121、SEC クラリティ、SBR など）』 より動画引用

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ビットコイン準備金計画が史上最も愚かなアイデアと表現されたのは、コインストーリーズポッドキャストの最新エピソードで、司会者のナタリー・ブルネル（Nathalie Brunell）氏が、デジタルチェンバーの創設者兼CEO（最高経営責任者）のペリアンヌ・ボーリング（Perianne Boring）氏にインタビューし、FRBの率直な反応を明らかにした。ボーリング氏によると、FRB役員との会議中に米国の戦略ビットコイン準備金のアイデアについて話し合った際、ある役員は「史上最も愚かなアイデア」と表現したと述べ、次のように語っている。

ご存じのとおり、FRBの部屋の人々は、これは今まで聞いた中で最も愚かなアイデアだと言って悪態をついており、ビットコインには戦略的なところは何もありません。連邦準備制度の設立にこの考えを持ち込むなんて、とんでもない。論争を巻き起こさずにはいられないし、反対も起こらないはずがない。

ブルネル氏は、この反対の声について、「知識と教育のギャップ」から生じたものか、それとも現状維持への根強い関心から生じたものか質問。ボーリング氏は、連邦準備制度が現在通貨発行の独占権を持っているため、両方かもしれないと答えたうえで、次のように語っている。

連邦準備制度理事会は現在、通貨の独占権を持っており、その独占権を守ることは連邦準備制度理事会の個人的な利益になると思います。しかし、ビットコインは米国のバランスシートにビットコインを追加したり、米ドルをビットコインで裏付けたり、ビットコインで裏付けされた米国債を発行したりすることで、その独占権を維持できると私は考えています。

トランプ氏のビットコイン備蓄計画は阻止されるのか

ブルネル氏は、トランプ氏およびトランプファミリーの最近の発言を指摘しており、次期大統領が言葉を実行に移し、「仮想通貨クレジットカード」で国家債務の一部を返済したり、BTCのキャピタルゲイン税を廃止したりする可能性があることを示している。

トランプ氏の選挙公約は、現在米国政府が保有する、主に米国連邦保安官局や司法省などの機関によって管理されている 208,000 BTCを財務省のバランスシートに移すことだ。この計画は、「ビットコインを売却したり、他の目的で移動したりできない場所に移し、法執行機関の手から財務省に移す」ことを目的としている。

トランプ氏がビットコイン会議でこのアイデアを発表した直後、シンシア・ルミス（Cynthia Lummis）上院議員は、さらに大規模な戦略的ビットコイン準備を提案するビットコイン法案を提出。一方、ロバート・F・ケネディ・ジュニアはさらに大胆な動きの400万BTCを提案しており、ボーリング氏は非常に急速に強気になっていると指摘している。

1 年以内に米国のビットコイン保有量が増えると思うかと尋ねられたボーリング氏は、直接的な予測は避けたものの、“権限”は存在すること、そしてこのプロジェクトには確固たるリーダーシップが何よりも必要であることを強調した。