10xリサーチのリサーチ部門責任者であるマーカス・ティーレン氏によれば、ビットコイン（BTC）は現在の価格から15％上昇する可能性があるが、その後、保ち合い局面に入るかもしれない。

ビットコインは「ウェッジのブレイクアウトを再テストすることに成功した」と、ティーレン氏は1月21日の市場レポートで 指摘する 。BTC価格は21日、9万8937ドルから10万7000ドルまで反発をみせた。

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Bitcoin retested its “wedge breakout” after tapping $98,937. Source: 10x Research

「低リスク・高リターンのエントリー」

ティーレン氏によると、ビットコインの価格チャートでのブレイクアウトは、潜在的な「低リスク・高リターンのエントリー機会」を示している。 コインマーケットキャップ によれば、記事執筆時点でビットコインは10万5727ドルで取引されている。

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Bitcoin is trading at $105,730 at the time of publication. Source: CoinMarketCap

ビットフィネックスのアナリストも同日発表の市場レポートで 同様の見解を示し 、ビットコインの強い回復は「株式市場と比較して印象的で相対的な強さ」を引き続き示していると述べた。

ティーレン氏は、ビットコインの価格が1月20日のドナルド・トランプ氏の就任式後に「回復」し、約10万1000ドルのウェッジの抵抗レベルを試す展開になったとコインテレグラフに語った。

この状況は、トレーダーが9万8000ドルにストップロスを設定することで、損失を最小限に抑えつつ大きな上昇余地を確保できるため、低リスク・高リターンの機会を提供しているとティーレン氏は話す。

ティーレン氏は、ビットコインは過去1年間、米国で現物ビットコインETFが承認されて以来、「1万6000ドルから1万8000ドルずつ」上昇するパターンを示しており、2月までに12万2000ドルに達した後に「再び保ち合い局面に入る可能性がある」と予想している。

12万2000ドルを超える上昇となるか

ティーレン氏は、この上昇が12万2000ドルで終わるとは限らず、「このパターンが続く場合、ビットコインは12万2000ドルに到達するだけでなく、この水準を大きく超えて取引された後、サポートとして再テストする可能性がある」と述べている。

ただし、ビットコインが10万6000ドルを突破することが、「既存のパターンが継続する」というシグナルとして「重要」であるとも付け加えた。

トレーディングリソース「マテリアル・インディケーターズ」の共同創設者であるキース・アラン氏も、ビットコインの週足チャートにおける「カップ＆ハンドル」パターンのブレイクアウトにより、BTCが12万2000ドルに達すると予測している。

「ビットコインは重要な移動平均を取り戻し、史上最高値圏に向けて再び進んでいる」とアラン氏は 1月17日に述べている 。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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