仮想通貨マイニング株の下落が続く DeepSeekショック後で主要テック株は反発
仮想通貨マイニング関連株は、主要テクノロジー株が回復する中、2日連続で下落した。これは、中国の DeepSeekによる人工知能(AI)モデルの発表が引き金となり、米国のAI市場の過大評価への懸念が広がったためだ。
Google Financeによると 、仮想通貨マイニング企業ライオット・プラットフォームズの株価は 1月28日に4.37%下落し、クリーンスパークは2.47%下落、MARAホールディングスも0.14%下落となった。
エヌビディアが最大の反発
米国の主要テクノロジー株 「マグニフィセント・セブン」 の中で、エヌビディア(NVDA) は最も大きな反発を見せ、8.8%上昇した。これは、1月27日に17%の急落を記録した後の回復だ。
仮想通貨マイニング企業の株価下落は、多くのマイナーが保有する計算能力の一部を AIモデルの運用・学習に転用し始めている中で発生した。ビットコイン(BTC)マイニングの難易度が上昇し、競争が激化する中、こうした動きが広がっていた。
NVDAの株価は取引時間中に8.82%上昇した. Source: Google Finance
DeepSeekが引き起こした市場混乱
1月27日の米国市場では、DeepSeekがわずか600万ドルの開発費でOpenAIのChatGPTに匹敵するR-1チャットボットを開発したと主張したことを受け、AI関連テクノロジー株の過大評価懸念から数十億ドル規模の時価総額が消失した。
しかし1月28日の米国株市場では、以下の主要銘柄が回復を見せた:
- アップル(AAPL):3.65%上昇
- アマゾン(AMZN):1.16%上昇
- メタ・プラットフォームズ(META):2.17%上昇
- マイクロソフト(MSFT):2.87%上昇
- グーグル親会社アルファベット(GOOG):1.70%上昇
マクロ経済情報を提供するThe Kobessi Letterによると、S&P500は55ポイント上昇し、「史上3番目の単日市場時価総額増加を記録した」という。「S&P500は55ポイント上昇し、史上最高値まで1%の距離にある」。
AI関連の仮想通貨は下落継続
AI関連の仮想通貨は さらに下落し 、市場全体の時価総額は過去24時間で5.11%減少し、423億3000万ドルとなった。
特に、大きく値を下げたのはヴェニス・トークン( VVV)で20.29%下落となった。ヴェニスはDeepSeekのAIモデルへのプライベートアクセスを提供すると主張するスタートアップ企業だ。AIエージェント・プラットフォームのバーチャルズ・プロトコル(VIRTUALS)も11.75%下落と大きく値を下げた。
ビットコイン(BTC)は依然として10万ドルの重要水準 付近を推移している。これは、米連邦公開市場委員会(FOMC)が1月29日の会合で利下げを見送る可能性が高まっていることを受けたものだ。
CMEのFedウォッチ によると、市場の予測では米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を4.25%~4.50%のまま維持する確率は99.5%となっている。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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