仮想通貨支持派のハワード・ラトニック氏、米国ステーブルコイン監査を提唱
ハワード・ラトニック氏がステーブルコインは監査されるべきと提案
ドナルド・トランプ(Donald Trump)米国大統領が商務長官に指名したハワード・ラトニック(Howard Lutnick)氏は、米国ステーブルコインは定期的な監査を受け、米国財務省に裏付けられるべきだと提案している。
ラトニック氏は、米ドルに裏付けられた資産は監査を受けるべきだと述べ、ステーブルコインは監査の対象となり、米国債で裏付けられるべきだと強調。同大統領は、合法的な米ドル裏付けのステーブルコインの成長を支持しており、仮想通貨政策が世界的に及ぼす潜在的な影響について懸念が生じている。
同氏は、指名承認公聴会でステーブルコインの規制を 主張 しており、米ドルに裏付けられた資産は米国債で監査され、裏付けられるべきだと提案。監視を強化する必要性を強調した。さらに同氏は、ステーブルコインの発行者が違法行為を助長しているという主張に反論。悪意のある行為者がこれらの資産を自分の目的のために悪用していると主張したうえで、次のように述べた。
犯罪者がAppleの電話を使用しているからといって、Appleを責めるようなものだ。
カンター・フィッツジェラルドCEOがテザーを擁護
ラトニック氏は、ステーブルコイン発行会社テザーとのつながりが最近懸念されているが、同氏は同プラットフォームを支持している。
テザーはKYCに適さない企業とは取引していない。テザーに米国の規制に従うよう義務付けた。犯罪者が米ドルを使っても、米国財務省を非難することはない。
最近、エリザベス・ウォーレン上院議員はラトニック氏のテザーへの深い関与について懸念を表明した。1月21日に書かれた書簡で同氏は次のように書いている。テザーの5%の株式を保有し、テザーの資産運用会社を務めるカンター・フィッツジェラルドの株式を売却することに同意したが、この売却によって同企業やその関連会社との深い個人的なつながりに関する疑問が解消されるわけではない。
トランプ氏の仮想通貨支援の取り組みとラトニック氏のステーブルコイン規制の議題は、米国の仮想通貨市場を強化する可能性があり、コミュニティは、この分野でのトランプ大統領による今後の行動が、世界の仮想通貨業界に大きな影響を与えるのではないかと懸念している。
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