テレグラム（Telegram）、仮想通貨ウォレットにTON Connectを義務付け、反発と論争を呼ぶ

テレグラムが仮想通貨ウォレットにTON Connectを義務付け懸念を呼ぶ

TON（The Open Network）財団 との新しい独占提携により、テレグラム（Telegram）のすべてのサードパーティ仮想通貨ウォレットは、独占ウォレット接続プロトコルとしてTON Connectを使用する必要があり、懸念を引き起こしている。

Telegram and $TON are going exclusive! 💕

All mini-apps on Telegram will now exclusively use TON as their blockchain infrastructure. All mini-apps that do not currently use TON should migrate by February 21, 2025. So let’s get on with it! 💎🚀

Also, TON Connect becomes the… pic.twitter.com/QcGN6ALmb7

— TON 💎 (@ton_blockchain) January 21, 2025

テレグラムが仮想通貨ウォレットにTON Connectを義務付けたことでミニアプリはTONブロックチェーンに制限され、分散化と排他性に関する反発と論争および懸念を引き起こしている。

この新しい要件は、テレグラムとTON財団の提携の一環で、これによりTONがメッセンジャーサービスでサポートされる唯一のブロックチェーンネットワークになった。これらの要件により、現在他のブロックチェーンで動作しているミニアプリは、2025年2月21日（金曜日）までにTONに移行する必要がある。これには、スマートコントラクトの移行、既存資産のブリッジング、TON Connectの独占的な採用が含まれる。ただし、デフォルトの「テレグラムウォレット」は、すでにTON上に構築されており、分散型アプリのインタラクションのためにTON Connectをサポートしているため、影響を受けないとのことだ。

この動きは仮想通貨コミュニティで議論を引き起こす

今回の決定は仮想通貨コミュニティで白熱した議論を引き起こし、開発者とユーザーは集中化と相互運用性について懸念を表明している。

多くの開発者は、今決定によりプロトコルと互換性のないウォレットへのアクセスが制限され、仮想通貨エコシステムにおける競争と相互運用性が低下する可能性があることを懸念。コミュニティメンバーの中には、テレグラムが自社プラットフォーム上のウォレット統合に対するコントロールを強化するため、この動きが中央集権化につながる可能性があると主張する者もいる。これは、ブロックチェーン セクターが基盤としている分散化の基本原則に反する。