ストラテジーの共同創業者であるマイケル・セイラー氏は、日曜日に投稿することが多いビットコイン(BTC)のチャートをXに投稿し、1週間の購入休止を経て翌日に再びビットコインを取得する可能性を示唆した。

「青いラインに死を。緑の点よ、永遠に。」と、セイラー氏はXのフォロワー410万人に向けて 投稿した 。

SaylorTrackerによると、ストラテジーは現在471,107 BTCを保有しており、最新の購入である1月27日の10,107 BTC取得後、保有額は約453億ドルに達している。

同社は最近のブランド変更や株価の横ばい推移の中でも、企業財務戦略としてビットコインの取得を継続している。

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Strategy’s, formerly known as MicroStrategy, Bitcoin purchases over time. Source: SaylorTracker

マイクロストラテジーが「ストラテジー」にブランド変更

マイクロストラテジーは2月5日に「ストラテジー」へとブランド変更を行い、ビットコインのロゴとビットコインを意識したマーケティングデザインを採用した。これは、同社の理念や主要事業をより明確に反映するための動きである。

マイクロストラテジーのCEOであるフォン・リーは、ブランド変更の発表とともに次の声明を発表した。

「ストラテジーは、21世紀における最も革新的な2つの技術——ビットコインと人工知能において革新を進めています。我々の新しい社名は、当社の普遍的かつグローバルな魅力を力強く、シンプルに表現しています。」

同社はブランド変更を発表した同日に、2024年第4四半期の決算発表も行った。

決算発表によると、ストラテジーのソフトウェア事業の売上は1億2,070万ドルとなり、前年同期比で3%の減少を記録した。また、第4四半期の純損失は6億4,000万ドルとなった。

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Stats from Strategy’s Q4 earnings report highlighting its software business. Source: Strategy

それにもかかわらず、同社はビットコインの取得を積極的に進めており、2024年第4四半期は、購入コイン数の観点で過去最大の四半期となった。

ストラテジーは2024年第4四半期だけで19万5,000 BTC以上を取得しており、2025年のビットコイン価格に対する強気な要因をいくつか挙げている。

これには、米国におけるデジタル資産に関する新たな規制枠組みの可能性、ビットコインへの政治的支持、既存のビットコインETFの改善、そして機関投資家の採用拡大が含まれている。

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A snapshot of Strategy’s current price action. Source: TradingView

現在、同社の株価は1株あたり約327ドルで推移しており、2024年11月に記録した過去最高値(約543ドル)から約40%下落している。

ストラテジーの株価は過去最高値を記録して以降、一定のレンジで推移しているが、200日指数移動平均線(EMA)の上で維持されている。このラインは、市場で取引される資産にとって重要かつ動的なサポートレベルとなる。