グレースケール（Grayscale）、カルダノETFの上場と取引を申請

グレースケール（Grayscale）、カルダノETFの上場と取引を申請

グレースケール （Grayscale）は、カルダノETFの登録届出書をニューヨーク証券取引所に 提出 した。

UPDATE: @Grayscale just filed a 19b-4 to Launch a Carando ETF $ADA pic.twitter.com/hP5Y0b5rLC

— James Seyffart (@JSeyff) February 10, 2025

これは仮想通貨ETF（上場投資信託）への注目が高まる中での一歩であり、同社がリップル（Ripple/XRP）、ソラナ（Solana/SOL）、ライトコイン（Litecoin/LTC）のETFを申請している中でのことだ。カルダノ（Cardano/ADA）ETFの申請は、仮想通貨への規制されたアクセスのための機関投資家のイニシアチブの増加リストを豊かにするとみられている。

この申請は、成長する仮想通貨市場でのプレゼンスを拡大するためのグレースケールによるより大きなプッシュの一環であり、同社はすでに、XRP、ソラナ、ライトコインなど他の人気仮想通貨についても同様のETFを申請している。

機関投資家にアクセスする新手段を提供するカルダノETF

デジタル資産に対する機関投資家の関心の高まりは、規制されたエクスポージャーにとって重要な進展であり、今回の動きは、機関投資家にカルダノにアクセスする新たな手段を提供する。

グレースケールのカルダノETFアプリケーションは、仮想通貨に対する機関投資家の関心が拡大している時に登場。カルダノがトップパフォーマー資産の1つになりつつある中、このETFは伝統的な投資家がADAエクスポージャーを得るための規制されたルートを提供する可能性がある。

というのもカルダノ・ネットワークは、投資家にとって魅力的な要素であるスケーラビリティ、セキュリティ、持続可能性に重点を置いていることで大きな評価を得ている。さらに言えば、米国 SEC （米国証券取引委員会）がグレースケールのライトコインETFの提案についてパブリックコメントを求めているときに、このような進展があったとのこと。

グレースケールの申請は、複数の資産運用会社が人気のデジタル資産に連動するETFを提供しようと競い合っている仮想通貨市場のトレンドの一部である。最近、ウィズダムツリーやビットワイズを含む他の企業も、XRP ETFについて同様の申請をSECに提出。さらに、スウェーデンの資産運用会社Virtune ABは、機関投資家向けにナスダック・ヘルシンキでカルダノETP（上場取引型金融商品）を開始した。

市場の成熟が進むにつれ、より多くの金融機関が仮想通貨ETF、特にカルダノのような主要仮想通貨のETFのアイデアを模索しており、グレースケールによるカルダノETFの導入は、投資家がADAエクスポージャーでポートフォリオを分散する機会を増やすことになる。

カルダノETFの導入は、ADAの価格と広範な市場センチメントに影響を与える可能性があり、機関投資家がますますカルダノを採用するようになれば、需要とADA価格は上昇するだろう。また、カルダノ価格が0.67～0.81ドルのサポートレンジを上回れば、強さを示し、ADA価格上昇の舞台となる可能性があるとのこと。TDシーケンシャル（※トレンドの転換点を判断する際に利用されるテクニカル指標）の買いシグナルを含むテクニカル指標は、強気反転の可能性をさらに裏付けているが、カルダノ価格がこのサポートを維持できなかった場合、レンジを下回る下落はさらなる下落につながるだろう。