IPトークン化ブロックチェーン「Story Protocol」、メインネット稼働開始
Story Protocolがメインネットローンチ
IPのトークン化に特化したEVM互換のレイヤー1(L1)ブロックチェーンであるストーリープロトコル(Story Protocol)のメインネットが、2月13日稼働開始した。
ストーリープロトコルとは、クリエイターが知的財産(IP)をトークン化し、ブロックチェーン上で管理・活用できるようにするレイヤー1ブロックチェーンプロジェクト。同プロトコル開発のIP管理システムである「Programmable IP License(PIL)」を使用することで、従来の法律に準拠しつつもブロックチェーンベースでのライセンス管理を可能にしている。
またこのネットワークは、クリエイティブな作品やAIモデルのライフサイクル全体を追跡し、プログラム可能なスマートコントラクトによってライセンスや収益分配の条件を自動で執行するという。例えば、クリエイターは作品の使用条件や収益分配のルールなどを事前に設定でき、ライセンス発行時にこれらの条件がブロックチェーン上で自動的に適用されるとのことだ。
同プロジェクトは2022年に設立され、2023年5月にa16zクリプト(a16z crypto)をリード投資家として2,930万ドルのシードファンドを獲得した。
また2023年9月に同じリード投資家による2,500万ドルのシリーズAの成功に続き、2024年8月にシリーズBラウンドで8,000万ドルを調達した。
このシリーズBラウンドではベンチャーキャピタル大手のアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz)が主導し、ポリチェーンも参加した。また、ウォルト・ディズニー・イマジニアリング(Walt Disney Imagineering)の幹部スコット・トロウブリッジ(Scott Trowbridge)氏や、NFT分野で影響力のあるコレクターである匿名のコゾモ・デ・メディチ(Cozomo de’ Medici)氏らからの投資も集めている。
昨年11月にストーリープロトコルでは最終テストネット「Odyssey(オデッセイ)」が稼働開始していた。
なおストーリープロトコルの独自トークン「IP」は、メインネットローンチと同時に初期インセンティブとして供給量の10%がエンドユーザーとコミュニティメンバーへ割り当てられている。
リワードポータルが公開されており、ウォレットを繋げることで報酬割り当てが確認でき、そこから請求が可能となっている。
Homer, our Public Mainnet, is live.
— Story (꧁IP꧂) (@StoryProtocol) February 13, 2025
Welcome to a new era of ꧁IP꧂
Learn more ↴ pic.twitter.com/u3BkW5WJYj
参考: ストーリー
画像:Story
関連ニュース
- IPトークン化ブロックチェーン「Story Protocol」、最終テストネット「Odyssey」稼働開始
- ユニスワップラボ、独自イーサL2「Unichain」のメインネット公開
- Polygon Labs、「AggLayer v0.2」をメインネットで稼働開始
- Berachain、2/6にTGEとメインネットローンチ
- 今年のWeb3どうなる? 暗号資産/ブロックチェーン業界を牽引する88人が語る「2025年の展望」
関連するキーワード
IPトークン化ブロックチェーン「Story Protocol」、メインネット稼働開始
この記事の著者・インタビューイ
大津賀新也
「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。
「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。
合わせて読みたい記事
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
こちらもいかがですか?
Nexus Network が「惑星規模のスーパーコンピュータ」レイヤー 1 ブロックチェーンを発表、来週にテストネットのローンチを予定
簡単に言えば Nexus Network は、プロジェクトにとって大きなマイルストーンとなる「惑星規模のスーパーコンピュータ」である Nexus Layer 1 を発表し、その統合をサポートするために 18 月 XNUMX 日に Testnet II が開始される予定です。
![](https://img.bgstatic.com/multiLang/image/social/62dff9855e83c980a3cec91919b8c8631739575347342.jpg)
UXLINK、AI成長エージェントのリリースでユーザープロジェクト開発を加速
簡単に言えば UXLINK は、ソーシャル ネットワークを通じてユーザー プロジェクトの成長を自動化および加速することを目的として、自社のソーシャル成長レイヤーと DeepSeek の高度な AI 機能を搭載した AI Growth Agent をリリースしました。
![](https://img.bgstatic.com/multiLang/image/social/7af6b5807b5e9f4ad3e8c6e8fb1ce0871739575345075.jpg)
イーサリアムコア開発者は、パブリックテストネットのアップグレードを待って、4月にPectraメインネットのローンチを目指している
簡単に言えば イーサリアムのコア開発者は、Holesky テストネットと Sepolia テストネットの Pectra アップグレードスケジュールをそれぞれ 24 月 5 日と XNUMX 月 XNUMX 日に発表し、XNUMX 月にメインネットのローンチを予定していると発表した。
![](https://img.bgstatic.com/multiLang/image/social/3686ff8328e2c7bba219ab45c77696fb1739575344002.jpg)
ヴィタリック・ブテリン:レイヤー1のガス制限を10倍に拡大すると大きな価値が生まれる
簡単に言えば Vitalik Buterin 氏は新しい記事の中で、ほとんどのアプリがレイヤー 1 ネットワークでホストされている場合でも、レイヤー 2 のガス制限を増やすことでアプリ開発のセキュリティを簡素化し、強化できると主張しています。
![](https://img.bgstatic.com/multiLang/image/social/cf9d6f45d48d8cbebe5e3eca7fbed1411739641445143.jpg)
トレンド
もっと見る暗号資産価格
もっと見る![Bitcoin](https://img.bgstatic.com/multiLang/coinPriceLogo/bitcoin.png)
![Ethereum](https://img.bgstatic.com/multiLang/coinPriceLogo/ethereum.png)
![XRP](https://img.bgstatic.com/multiLang/coinPriceLogo/ripple.png)
![Tether USDt](https://img.bgstatic.com/multiLang/coinPriceLogo/0208496be4e524857e33ae425e12d4751710262904978.png)
![Solana](https://img.bgstatic.com/multiLang/coinPriceLogo/solana.png)
![BNB](https://img.bgstatic.com/multiLang/coinPriceLogo/binance.png)
![USDC](https://img.bgstatic.com/multiLang/coinPriceLogo/usdc.png)
![Dogecoin](https://img.bgstatic.com/multiLang/coinPriceLogo/dogecoin.png)
![Cardano](https://img.bgstatic.com/multiLang/coinPriceLogo/cardano.png)
![TRON](https://img.bgstatic.com/multiLang/coinPriceLogo/tron.png)