最終更新日: 2月 23, 2025 03:18 JST
米証券取引委員会（SEC）のスタッフは21日、大手暗号資産（仮想通貨）取引所コインベース（Coinbase）に対する訴訟を条件付きで却下する方針を 示した。 これにより、2023年から続く法的争いに転機が訪れる可能性が高まっている。
重要なポイント
SECスタッフは、コミッショナーの承認を条件として訴訟却下に同意する姿勢を示した。この動きを受け、コインベース側は当初から訴訟提起の不当性を主張していた立場が認められたとの見方を示している。
同社のポール・グレワル氏は、仮想通貨分野における明確な法的枠組みの必要性を指摘。また、ブライアン・アームストロングCEOは、SECとの法的対決を選択した経営判断の正当性が裏付けられたとの見解を示している。
訴訟の背景と展開
2023年6月、SECはコインベースに対し、必要な登録を行わずにブローカーや 仮想通貨取引所 として活動していたとして提訴。
さらに、複数の仮想通貨を有価証券として分類し、規制対象とする姿勢を示していた。この動きは、事前に発行されていたウェルズ通知から予測された展開だった。
コインベースは、SECの対応を政治的な判断によるものとして批判。新政権下での規制当局の方針転換に期待を示している。
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免責事項：暗号資産は高リスクの資産クラスです。本記事は情報提供のみを目的とし、投資アドバイスを構成するものではありません。資金の一部または全額を失うリスクにご注意ください。
