最終更新日: 2月 27, 2025 05:01 JST
テクノロジー株の売り圧力が強まる中、暗号資産（仮想通貨）市場は2日連続で 大幅下落した 。
ビットコイン価格の急落
ビットコイン（BTC）は一時8.6万ドル（約1,290万円）まで下落し、主要アルトコインも軒並み大幅安となった。 イーサリアム（ETH） は10%以上の下落を記録し、2,350ドル（約35.3万円）に下落。ソラナ（SOL）も132ドル（約19.8万円）まで急落し、市場全体の弱気ムードを強めた。
この急落を受け、仮想通貨市場全体の時価総額は24時間で約9%減少し、2.97兆ドル（約446兆円）まで縮小した。
仮想通貨市場は広範な下落局面に入り、時価総額上位100銘柄のうち90%以上が損失を計上。特に、ビットテンソル（TAO）、Aave（AAVE）、ヘデラ（HBAR）、ソニック（S）は、市場全体の低迷を反映し、10%以上の下落を記録した。
一方で、市場全体の弱含みとは対照的に、ストーリープロトコル（IP）は過去24時間で20%の上昇を達成し、勢いを維持している。また、メーカーDAO（MKR）とセレスティア（TIA）も小幅ながらプラス圏を維持し、比較的安定した値動きを見せている。
15.9億ドルの大規模精算発生
仮想通貨市場の急落に伴い、レバレッジ取引を行っていた約39万人のトレーダーが、大規模な清算に直面した。CoinGlassのデータによると、過去24時間で総額15.9億ドル（約239億円）が清算され、その大半をビットコインが占めた。
ビットコイン の清算額は7.56億ドル（約113億円）に達し、アルトコイン市場でもイーサリアム（ETH）が3.03億ドル（約45.5億円）、ソラナ（SOL）が1.08億ドル（約16.2億円）の清算額を記録した。これは2024年12月以来最大のロングポジション清算イベントとなり、市場のボラティリティが一層高まっていることを示している。
BitMEX創設者のアーサー・ヘイズ氏は、機関投資家の上場投資信託（ETF）保有者による売り圧力が主要な要因であるとの見方を示した。
今週に入ってからの市場の動向を振り返ると、ビットコインは約10%の下落を記録しており、2024年8月以来最悪の週間パフォーマンスとなる見込みだ。
市場の新たな動き、AI駆動の新興プロジェクトが注目集める
仮想通貨市場が大幅な下落に見舞われる中でも、AI技術を活用した新興プロジェクト「MIND of Pepe（MIND）」が注目を集めている。
MIND of Pepeは、最新の AIエージェント 技術を搭載した仮想通貨プロジェクトであり、従来のトークンとは一線を画すユニークなコンセプトを掲げる。イーサリアム（ETH）ブロックチェーン上で稼働する同プロジェクトは、自己進化型AIエージェントを活用し、ソーシャルメディア上の仮想通貨コミュニティと自律的に関わりながら、リアルタイムの市場動向を収集・分析し、MINDトークン保有者に有益な情報を提供する仕組みを採用している。
現在進行中のICO（Initial Coin Offering）では、これまでに680万ドル（約10.2億円）の資金調達を達成しており、目標額である700万ドル到達が目前となっている。この高い資金調達実績は、市場の不安定な状況下でもAI駆動型プロジェクトへの関心が高いことを示唆している。
さらに、MINDトークンの保有者には、新トークンへの早期アクセス、最大383%のステーキング報酬といった特典が提供される予定であり、投資家にとって魅力的なインセンティブとなっている。
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免責事項：暗号資産は高リスクの資産クラスです。本記事は情報提供のみを目的とし、投資アドバイスを構成するものではありません。資金の一部または全額を失うリスクにご注意ください。
