クラーケン、英FCAより電子マネー機関(EMI)正式認可
クラーケンが英国でEMI正式認可
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、英国金融行動監視機構(FCA)から電子マネー機関(EMI)の認可を正式に取得したことを3月10日に発表した。
EMI認可によりクラーケンは、英国において法定通貨を電子マネーとして取り扱うことが可能になった。外部の決済プロバイダーを利用せずクラーケンが直接ユーザーより法定通貨を受け入れられるようになったため、ユーザーは取引所のアカウント内に直接法定通貨を保持できる他、入出金がより速く実行できるようになる。
またEMI認可は取引所がプリペイド式デビットカードを発行することも可能になる。なおクリプトドットコム(Crypto.com)は、2023年12月に英国でEMI認可を受け、同取引所が従来から提供していたVisaデビットカードを同ライセンスのもと同国にて展開している。
クラーケンは2月3日、EU(欧州連合)で金融商品市場指令(MiFID)ライセンスを取得したことを発表していた。
これによりクラーケンは、EU全域で上級トレーダー向けに、完全に規制されたデリバティブ取引を提供可能になるとのこと。なお同社は今後数カ月の間に、デリバティブ取引稼働のための条件を満たし、同取引を開始する予定だと伝えていた。
なおクラーケンはこれまでに、EU加盟国ではオランダ・スペイン・イタリア・アイルランドでVASP(仮想資産サービスプロバイダー)の登録を行っている。
参考: クラーケン
画像:iStocks/Cemile-Bingol
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クラーケン、英FCAより電子マネー機関(EMI)正式認可
この記事の著者・インタビューイ
大津賀新也
「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。
「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。
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