ビットコイン、部分停戦で方向感出ず、注目のFOMCでどうなる【仮想通貨相場】
ポイント
- 8.5万ドル手前でもみ合い推移
- 月曜のETFフローは1か月半ぶりの水準に回復
- 中東情勢悪化やFOMC控え米株失速
- 全面停戦でなくエネルギー施設に限定した部分停戦となったが意外にも市場は好感か
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は、引き続きもみ合い推移となった。
未明に一時8.5万ドル(約1265万円)手前で上値を抑えられると、海外時間に8.1万ドル(約1205万円)台まで値を下げたが、足元では8.3万ドル(約1235万円)付近まで値を戻している。
BTCは先週火曜日に年初来安値7.6万ドル台から反発し、先週金曜日に米株市場が反発すると、8.5万ドルにワンタッチした。
月曜日未明にも8.5万ドルにタッチしたが、米国がイエメンのフーシ派拠点を攻撃、同派も反撃するなど中東情勢が悪化する中、8.2万ドル近辺まで値を下げた。
月曜日の米株市場が続伸すると、BTCは三度8.5万ドルに迫ったが、あと一歩のところで跳ね返されると、昨日朝方、イスラエルがガザに大規模空爆を行ったと伝わり、値を下げていった。
午後に入ると、ETFフローが2億7400万ドルの流入と1か月半ぶりの水準に回復した。また、財政赤字制限撤廃の採決が注目される独株が上昇して始まると、BTCは小反発したが、ストラテジー社が追加の優先株公募を発表、また中東情勢の悪化を嫌気してか米株が値を下げて始まると、BTCは8.1万ドル台に失速した。
しかし、注目の米ロ首脳会談が始まり、歳出増を認める独憲法改正が可決されると下げ渋り、20年債入札が好調に終わり、ウクライナでのエネルギー施設を対象とした部分停戦で合意されると、BTCは回復した。全面停戦には至らなかったものの、市場は一歩前進と捉えたようで、エネルギー価格の下落も好感された模様だ。
NYでのイベントで、ボー・ハインズ大統領デジタル資産諮問委員長が「出来るだけBTCを購入したい」と発言し、同じイベントでアークインベストメントのキャシー・ウッズ氏が「ミームコインの殆どは無価値になる」とコメントしたことも話題となった。
本日のBTC相場
続きはこちら
著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
こちらもいかがですか?
Swarms、パフォーマンスを強化した API アップデート V4 を発表、AI 開発者向けスタートアップ プログラムを開始
簡単に言えば Swarms は、より高速で高いスループットによるパフォーマンスの向上を実現する API アップデート V4 のリリースを発表し、プラットフォーム上で AI スタートアップ企業の構築をサポートするために設計されたスタートアップ プログラムを導入しました。

バンク・オブ・アメリカCEO:米国の個人消費は依然として堅調、業界は規制緩和の準備ができている
SECはリップル社に対する控訴を取り下げ、仮想通貨弁護士のジョン・ディートン氏は「これらの[XRP]トークンは証券ではなくデジタル商品とみなされているという最終的な感嘆符だ」と述べた。
Hyperliquiquitの50倍レバレッジのクジラは、ZachXBTに対抗するツイートとDeBankアカウントを削除した。
トレンド
もっと見る暗号資産価格
もっと見る








