21Shares、欧州でビットコイン、ソラナ、XRP ETPを上場で欧州でのプレゼンスを拡大へ

21シェアーズが新たな仮想通貨ETPでリーチを拡大

スイスに拠点を置く資産運用会社 21シェアーズ （21Shares）は、 ナスダック・ストックホルム （Nasdaq Stockholm）でビットコイン・コアETP（CBTC）、ソラナ・ステーキングETP（ASOL）、XRP ETP（AXRP）を 上場 した。

21シェアーズは、ナスダック・ストックホルムでビットコイン、ソラナ、XRP ETP（上場投資商品）の上場により、欧州でのプレゼンスを拡大。今回の動きにより、市場における主要発行体としての地位が強化され、ナスダック、ユーロネクスト・アムステルダム、SIXスイス取引所を含む11の主要取引所にポートフォリオが拡大。新しいETPは、投資家にビットコイン（Bitcoin/BTC）、ソラナ（Solana/SOL）、リップル（Ripple/XRP）を提供し、欧州のデジタル資産への機関投資家のアクセスを多様化する。

発表によると、これらの商品には、主に個人投資家と機関投資家の両方向けに設計された低コストのビットコインETP、ソラナ・ステーキングETP、XRP ETFが含まれ、同社の金融商品開発責任者は、今発表を称賛し、この拡大を同社にとって重要なマイルストーンとして強調した。

21シェアーズ・仮想通貨・ETPの詳細

21シェアーズの公式発表には各21シェアーズ・仮想通貨・ETPの詳細が発表されており、詳細は以下ののとおりだ。

・21シェアーズ・ビットコイン・コアETP（21Shares Bitcoin Core ETP/CBTC）
時価総額で最大の仮想通貨であるビットコイン（Bitcoin/BTC）への100%物理的に裏付けられたエクスポージャーを提供し、管理手数料は0.21%と、最も低い水準を誇る。

・21シェアーズ・ソラナ・ステーキング（21Shares Solana Staking ETP/ASOL）
物理的に裏付けられたソラナ（Solana/SOL）へのエクスポージャーを提供し、ゲーム、金融、および ID 保護にわたるブロックチェーンのイノベーションを活用しながら、ステーキング利回りを獲得して収益を向上していく。

・21シェアーズ・XRPETP（21Shares XRP ETP/AXRP）
XRP によって完全に裏付けられ、投資家に国境を越えた支払いにおける XRP の重要な役割への透明性と規制されたエクスポージャーを提供する。

欧州の仮想通貨市場はMiCA規制による画期的な年

21シェアーズの金融商品開発責任者であるマンディ・チウ（Mandy Chiu）氏は、2024年は欧州における仮想通貨導入にとって重要な年であり、その推進役は、MiCA（仮想通貨市場）規制に基づく規制の明確化であると指摘したうえで、次のように述べた。

今年は、MiCA規制枠組みによる信頼の高まりと機関投資家の参加の大幅な増加により、欧州の暗号資産にとって画期的な年となります。ナスダック・ストックホルムへの当社の参入は、欧州の投資家にとって暗号資産投資を簡素化するという当社の野心を反映しています。欧州全体で仮想通貨ETPの機関投資家による導入が加速し、規制の明確化が進む中、当社は引き続き、高まる投資家の需要に応えるために商品提供を拡大することに注力しています。

注目しておきたいのは、ナスダックは21シェアーズのポルカドットETF（Polkadot ETF）の承認を SEC （米国証券取引委員会）に申請。承認されれば米国の投資家はDOTへの規制されたエクスポージャーを得られる。